【2026年最新】警備業界の現状|倒産急増・人手不足の実態を統計データで解説

2026年3月更新|Pro-meteon 2号警備綜合サポート

警備業界は今、かつてないほど激しい変化の中にあります。認定業者数は過去最多を更新し続ける一方で、倒産・休廃業もまた過去最多を記録。業界の約9割が深刻な人手不足を感じており、特に中小・零細規模の警備会社にとっては厳しい経営環境が続いています。

この記事では、帝国データバンク、東京商工リサーチ、警察庁の公開データをもとに、警備業界の現状を数字で読み解きます。

主要指標(2024年末時点)

10,811
認定業者数(過去最多)
587,848
警備員数
138
倒産+休廃業(過去最多)
約90%
人手不足の割合

認定業者数は増え続けている

警察庁「警備業の概況」によると、警備業法第4条に基づく認定業者数は2024年末で10,811社に達し、前年より137社増加しました。2016年の9,434社から8年連続で増加しており、警備業への新規参入は衰えていません。

認定業者数前年比
20169,434社
20179,548社+114
20189,714社+166
20199,908社+194
202010,113社+205
202110,198社+85
202210,374社+176
202310,674社+300
202410,811社+137(過去最多更新)

つまり、毎年100〜300社のペースで新しい警備会社が誕生しています。新規参入のたびに「認定申請の書面作成」「法定書面の整備」「教育体制の構築」が必要になるため、これらを支援するサービスへの需要は構造的に存在し続けます。

倒産・休廃業は過去最多を更新

2024年:倒産+休廃業 138件(過去最多)

東京商工リサーチの調査によると、2024年の警備業の倒産は16件(前年比60%増)、休廃業・解散は122件(同87.6%増)で、合計138件に達しました。これは2000年の調査開始以来、最多の記録です。

さらに、帝国データバンクの集計では2025年上半期(1-6月)だけで16件の倒産が発生し、前年上半期(8件)の2倍に。上半期だけで前年の年間倒産件数(15件)を超えており、年間では過去最多を更新するペースです。

東京商工リサーチの最新データでは、2025年度(4月〜2月)の倒産は20件に達し、20年間で最多ペースとなっています。

倒産企業の特徴

特徴データ
資本金1千万円未満倒産企業の75%
人手不足が倒産要因2025年上半期16件中、少なくとも5件
人手不足を感じている企業業界の約9割(正社員・非正社員とも)

倒産の中心は資本金1千万円未満の小規模事業者です。賃上げの動きに追いつけず、人材確保もできず、管理業務に手が回らなくなった結果、法定書面の不備や教育体制の形骸化が進み、経営悪化に繋がるという悪循環が見て取れます。

市場は堅調だが、大手の寡占化が進む

業界全体の売上高は約1兆9,181億円(2024年)と、3年連続で増収を維持しています。しかし、その内実を見ると大手と中小の格差は拡大しています。

区分2024年売上高構成比
セコム+ALSOK(大手2社)6,623億円34.5%
その他の警備会社1兆2,558億円65.5%
合計1兆9,181億円100%

大手2社が全体の34.5%を占め、寡占化が進行しています。大手はAIカメラ解析やロボット導入等のDX投資を積極的に進める一方、中小は人件費の上昇、低単価受注、DX投資の遅れに苦しんでいるのが実情です。

なぜ中小警備会社は苦しいのか

要因詳細
人手不足(約9割)警備員の平均給与26.8万円は全産業平均33万円を大幅に下回り、人材が集まらない
人件費高騰賃上げムーブメントの中、原資を確保できない中小は人材流出が加速
低単価受注入札やゼネコンとの力関係で単価を上げにくい構造
DX投資の遅れ大手のようなAI・ロボット導入は資金面で困難
社会保険負担増2025年の負担増は小規模事業者ほど影響大

Pro-meteonの視点:この状況が意味すること

業者数が増え続ける=新規立ち上げの支援需要が常にある。倒産が急増している=管理業務に手が回らない会社が増えている。この両面で、法定書面の整備・教育体制の構築を外部から支援するサービスの必要性は高まっています。

「人を雇えないから管理業務ができない」のであれば、管理業務を外注するという選択肢があります。当社はまさにその部分を担う専門家です。

出典:
・帝国データバンク「警備業の倒産動向(2025年上半期)」(2025年8月)
・東京商工リサーチ「2024年 警備業 倒産・業績動向調査」(2025年5月)
・東京商工リサーチ「警備業倒産 20年間で最多ペースの20件」(2026年3月)
・警察庁「令和6年における警備業の概況」(2025年7月)

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